是枝監督『真実』とバチェラーの話

日記

先日、是枝監督の新作を観てきました。

全編フランスで撮影、キャスト・スタッフもほぼフランス人ということで話題でしたが

タイトル通り《真実》とは、《嘘》とは、ということについて考えさせられる映画でした。

 

あらすじを要約すると、、、

フランスの大女優ファビエンヌが自分の暴露本を出版します。本のタイトルが《真実》

ファビエンヌの娘がこの本を読んで「全然本当のことが書いてない!!こんなにいい母親じゃなかった!」と怒って口論になったり

ファビエンヌに長年仕えてるマネージャーが「私はこれっぽっちも登場しなかった。私はファビエンヌにとって重要じゃない。」と怒って辞めてしまったりと

この本の《真実》を巡って、ファビエンヌと周囲の人たちの関係性が少し変わっていくお話です。

 

この映画の面白いところは、フィクションなんだけど少しノンフィクションが含まれているところ。
主演の「フランスの大女優ファビエンヌ」を言わずと知れた大女優カトリーヌドヌーヴが演じ、
そして役名「ファビエンヌ」はカトリーヌ・ドヌーヴの本名のミドルネーム。(夢の中で夢を見てる自分的な。鏡に映った鏡の中の自分的な感覚に近いような)

また、樹木希林さんへのオマージュを込めている部分もあり、ファビエンヌの家族構成と樹木希林さんの家族構成が似ていたり、カトリーヌ・ドヌーヴのアドリブや毒舌具合などが、樹木希林さんを彷彿とさせます。ファンとしては感慨深く、かつリアルに感じるものがありました。

 

ファビエンヌの嘘は、自分をよく見せるものかと思いきや、実はそうではなかったり、、とこれ以上はネタバレになるので割愛。

 

パンフレットに記載されいた是枝監督の言葉『残酷な真実と優しい嘘のあなたはどちらを選ぶのか?』に、ぐっときていた私は、この映画を観た後にバチェラー3の最終回を観たので、バチェラー友永信也さんに対して「なんでも正直に言えばいいってものじゃないぞ!正直と誠意は違うんだよ!」とすごく腹立たしかったです。(観てない方には訳がわからないと思いますが、すみません)バチェラー視聴者のこの一週間の熱量はすごかった、、、職場の同僚ともバチェラー談義が止まりません。

しかし、今まで恋愛リアリティ番組にハマったことのない私が、バチェラー3にまんまとハマってしまったのも、フィクションとノンフィクションが混ざってるものだからかも、と納得してしまいました。
これがもしフィクションだったら、ここまで感情的にならずに観れただろうし。
逆に出演者たちがあまりに一般の人たちで平凡な環境下での撮影だったら、そもそも観ようと思わないかもしれない。

情報が溢れかえる現代で、心を動かすエンターテイメントはいい具合にリアルとファンタジーの混ざったものなのかも。

 

映画『真実』は観終わったあとに、明るい気持ちになれるのでとてもお薦めです。

バチェラー3は決して明るい気持ちにはなれませんが、人間としての学びがありますので、お時間ある方はぜひ笑

Web予約
ページトップへ ページトップへ